
21世紀の大国ブラジルの可能性
南米最大のこの国は面積で世界第5位(日本の面積の22.5倍)。ロシアを除く全ヨーロッパより広大 な面積を持ちます。人口は約1億9,100万人でこちらも世界第5位。ポルトガルの統治を受けた影響で現在の公用語もポルトガル語で世界最大のポルトガル語使用国です。全26州で首都はブラジリアですが、リオのカーニバルで有名なリオ・デ・ジャネイロや最大都市であるサンパウロも有名です。軍政などの 政情不安が続いたブラジルは1990年代となり政情も安定し、経済発展が著しい4カ国BRICsにも数えられています。また、2014年サッカーワールドカップ、2016年オリンピック開催が決定し大規模のインフラ投資も決定しています。ブラジルは人口増加率、地下資源の埋蔵量等からの推定で2036年にはドイツを、2050年には日本に次ぐ世界5位の経済大国になると予測されています。

ブラジルを知るポイント
1)世界有数の資源国
1)世界有数の資源国

ブラジルは食料と鉱物の両方を有する世界有数の資源国です。おなじみのコーヒー豆のほか砂糖やオレンジの生産量で世界トップ。鉱物資源も鉄鉱石や超伝導材料であるニオブ(レアメタル)の生産でも世界1位です。
また以前は輸入していた石油も、2006年リオ沖合のプレサル油田の発見、開発によって今後世界8位の石油資源国になる事も期待されています。
また以前は輸入していた石油も、2006年リオ沖合のプレサル油田の発見、開発によって今後世界8位の石油資源国になる事も期待されています。
2)拡大する経済、大きな潜在成長力
ブラジルは2040年のGDPが世界6位になると予測されるなど、未来の経済大国です。現在世界5位の人口であり、2025年まで生産年齢の人口増加を背景とする労働力が豊富にあります。
また、内需も高くGDPに占める消費者比率が約6割と先進国並みに高い事や、格差是正政策による中流層の増加、07年から始まった「PAC」による8年間で 80兆円のインフラ投資が始まっています。製造業の成長も著しく、代替エネルギー精製や油田採掘技術は世界トップレベルといわれています。
また、内需も高くGDPに占める消費者比率が約6割と先進国並みに高い事や、格差是正政策による中流層の増加、07年から始まった「PAC」による8年間で 80兆円のインフラ投資が始まっています。製造業の成長も著しく、代替エネルギー精製や油田採掘技術は世界トップレベルといわれています。

3)消費大国へ

失業率は5%ほどに低下し、労働市場の条件が改善。「ボルサ・ファミリア」などで貧困層の所得向上、最低賃金の上昇。また過去5年間でおよそ3000千万人が低所得者層から「ニューリッチ」と呼ばれるC層(世帯当たり月所得5.6万円から24万円以下)が増加したため、消費が増加しています。
自動車販売台数も急速に拡大し、10年度の新車販売台数は351万台を超え、世界第4位の市場に浮上、早ければ14年にも500万台を超え、日本を抜く可能性もでてきました。その他の耐久消費財の需要も大きく増えています。世界で第5位の人口を抱えるブラジルは、消費大国となりつつあります。
自動車販売台数も急速に拡大し、10年度の新車販売台数は351万台を超え、世界第4位の市場に浮上、早ければ14年にも500万台を超え、日本を抜く可能性もでてきました。その他の耐久消費財の需要も大きく増えています。世界で第5位の人口を抱えるブラジルは、消費大国となりつつあります。
※ ブラジル基礎データ
| 1) 正式名称 | ブラジル連邦共和国(和名) Federative Republic of Brazil(英名) República Federativa do Brasil(ポルトガル語) |
| 2) 政治 | 連邦共和制、三権分立(米国型) |
| 3) 首都 | ブラジリア(リオデジャネイロは前の首都) |
| 4) 面積 | 851.2万平方キロメートル(日本の約22.5倍) |
| 5) 人口 | 1億9148万人(2009年IBGE推計) |
| 6) 民族 | 欧州系55%、混血38%、その他(アフリカ系、東洋系など) |
| 7) 言語 | 公用語:ポルトガル語 |
| 8) 宗教 | キリスト教(カトリック約74%、プロテスタント約15%)(2000年地理統計院) |
| 9) 略史 | 1500年 ポルトガル人カブラルがブラジルに到達 1802年 ナポレオンの本国侵入によりポルトガル王室がブラジルに逃亡 1822年 ポルトガルより独立 1889年 共和制樹立 1908年 日本人の移住開始 1964年 ブランコ軍事政権成立 1985年 民政移管 1988年 新憲法(民主憲法)公布 2003年 ルーラー政権(労働党)成立 |
| 10) 在留日本人 | 60,770人(2008年10月現在)(日系人総数約150万人) |
| 11) 気候 | 国土が広大であるため、地域による差異が大きい。アマゾン地帯は熱帯雨林気候、中部高原と海岸平野は亜熱帯性気候、東北部の山岳地帯は半砂漠型乾燥気候、南部は温帯性気候である |
| ※ 出典 | 「外務省ホームページ−各国・地域情勢−」外務省 「IBGEブラジル地理統計院ホームページ」 |
※ ブラジル基礎的経済指標
| 名目GDP総額 | 3兆1,430億1,500万レアル [2009年] 1兆5,719億5,551万ドル [2009年] |
| 一人あたりのGDP(名目) | 8,220ドル [2009年] |
| 消費者物価上昇率 | 4.31% [2009年](IPCA 累積) |
| 為替レート(期中平均値、対ドルレート) | 1.9994レアル [2009年] |
| 為替レート(期末値、対ドルレート) | 1.7404レアル [2009年] |
| 輸出額 | 1,529億9,500万ドル [2009年] |
| 対日輸出額 | 42億6,970万ドル [2009年] |
| 輸入額 | 1,277億500万ドル [2009年] |
| 対日輸入額 | 53億6,778万ドル [2009年] |
| 直接投資受入額 | 259億4,900万ドル [2009年] 国際収支ベース、暫定値 |
| ※出典 | JETRO |
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